2013年9月17日火曜日

36日目 田舎に泊まろう in 北海道中標津町

36日目   8/6


牧場の朝は早い。
朝5時から搾乳が始まります。
一人だけ寝てるのも悪いし、牛のお世話もしてみたいので願い出る。
LLサイズの作業着と帽子、 長靴を用意して頂きまして一宿一飯の恩義です。


搾乳以外の時は牛達は草原にいます。まずはそれを呼びに行きます。

















彼らはすでに柵の前で待機していました。
柵を開けてやると一斉に牛舎に入っていきます。




















74頭は全て毎回同じ位置に入るそうでおりこうさん。
でもすぐに場所を覚える子もいれば、なかなか覚えないのもいるそう。

搾乳器で乳を吸いながら牛達は配合飼料を食べます。
私の役目は散らかした飼料を食べやすいように寄せること。
と、ウンコの掃除。

牛の後ろにはウンコを運ぶウンココンベアーがあるんですが
勢いの強い子ははみ出すのでそれをひたすらコンベアーに落とす。。。
74頭分。。。けっこう大変でした。写真は自主規制。


2時間程ですべての搾乳が終わると首輪を外された牛から草原へ移動。
家の横の道路を横断します。
この牧場のためだけの「牛横断注意」


















朝ごはんはお父さんの役目。
高校生の息子さんも毎日、朝晩2回の搾乳を手伝ってるそう。
家族みんなの力で牧場を経営しております。
動物だからほっといて旅行なんかいけないのでは?と聞くと、
そういう時はヘルパーさんにお願いするそうです。
その時に偶然釧路の居酒屋で出会ったわけです。
このような制度が整えて中標津町は就農支援をしているそうで、
40歳までの夫婦であれば受け入れてくれるそうです。



朝ごはんを頂いたら、ぶらっとバイクで散策。
摩周湖が近いので、今度は裏摩周湖に行ってみましょう。


のんびり過ごす牛達

















山にも牛!


















で、裏摩周湖

















超濃霧で即撤収。
そして神の子池。
水が超綺麗。
摩周湖と地下で繋がっているそう。


















看板に「男鹿の滝」ってのを見つけたので林道を8キロぐらい走った。
進むに連れ増す熊の恐怖とせっかく走ったから引き返せない思い。

着いたら誰もいない電波もいない山奥に滝。
バイクを置いて10分ぐらい歩くはめに。。。


















熊よけの鈴なんか持ってないので、定期的に
「やーー!!」とか「いえーーい!!」とか声を出しながら退散!
バイクまで辿り着いてさっさと退散。
そしたら帰り道に、、、

















行きには絶対になかった何かの足あと。。。
よく見たら鹿っぽいがこの時はかなり焦った。けど写真は撮った。


3時ぐらいに牧場へ帰り、4時から搾乳のお手伝いを。
毎日やるとなると大変です。
牛たちはみんな臆病で触ったらビックリするんですが
74頭の1頭だけなついてくれた牛がいました。

















名前は忘れちゃいました。
全員に名前がついていて模様も全員違う。
お父さんは74頭全て見分けがつくそうです。
牛たちを社員なんだと言って可愛がってました。結構大きい会社である。


一番風呂を頂き、温かい家庭料理。ビール。布団。
見ず知らずの男を迎え入れてくれて本当に感謝です。
貴重な経験、素晴らしい思い出、ありがとうございます。
いつになるか分かりませんが、また必ず会いに行きます。



北海道編も残り5日。
札幌、小樽へ向かって西へ走ります。



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